行政書士 大西美和
日本行政書士会連合会所属
神奈川県行政書士会所属
保有資格 行政書士・JADP認定夫婦カウンセラー

初めまして。
行政書士みわ法務事務所、行政書士の大西美和です。
当事務所のホームページにお越し頂きありがとうございます。
振り返り

私が20代の後半で事務所を開業してから早いもので20年が経ちました。
その20年間の間、公私共にいろいろなことを経験しました。
私生活の面でいえば結婚や育児もありましたが、特に30代後半からは「私に乗り越えられるのだろうか」と思うような試練が次から次に、これでもかこれでもかと襲ってきて、乗り越える自信を無くしかけた事もありました。
それまで生まれてからずっと暖かい家族や優しい友人知人などに恵まれて幸せに育ってきた私にとっては30代後半からの私生活は困難が多く、どう乗り越えれば良いか分からないような、本当に高くて苦しい壁だらけでした。
でも、だからこそ私には絶対的に必要な試練なのだと、必然なのだと感じましたので、次から次に来る見上げるだけでも気が遠くなりそうな壁に必死に真っ向から向き合い続けました。
そしてやはり気づけばたくさんの人に支えてもらい、その都度壁を乗り越えてくることが出来ました。
昔よりずっと強くなったと思いますし、壁を乗り越えるたびに少しずつ何かを得てきている実感があります。
様々な経験を得て今の私があります。
私の色々な経験が今後、私の子供や知人、友人、そして私の事務所にご相談にいらした方の何かのお役に立てればこれほど嬉しい事はありません。
行政書士として
20代で起業の「き」の字も分からないような私でしたが、なぜか根拠のない自身をもっていて、決めた事は実行しないと気が済まないタイプでしたので、周りの反対を押し切って行政書士事務所を開業しました。
開業したばかりの頃は、自分よりずっと年上の方が「先生、助けてください」と次から次に会いに来られ、分かっていたはずの状況に戸惑いました。
最初はどうしてよいか分からず、私で対応出来るのか?と不安を通り越して怖さすら感じていました。
目の前で延々と泣かれる方もおられましたし、相手の方に対する怒りで心が満タンになってしまっている方とお話をしたり…
普通の人生では一回あるかどうか、というような大変な状況にある方とお会いして、お話を伺い、の繰り返し。
そしてそれに関わっていく事の責任の重さを感じ、「先生」と呼ばれる事、助けを求められる事のプレッシャーに押しつぶされそうになったり。
行政書士は相手の方との示談交渉などは出来ませんから、行政書士が出来る範囲でしか対応出来ない心苦しさと葛藤、業務の難しさ…
開業当初は20代の私にとってはメンタル面でとても過酷なお仕事ではありました…。
ですがそれでも必死にやり続け、年数が経過し、気づけば怖さや不安はやりがいに変わっていました。
20年経っても辞めずに今こうして行政書士としてのやりがいを感じられるまでになったのは
ご依頼者様の「ありがとう」という笑顔、「出会えて良かった」というお言葉があったからです。
いつしかのご依頼者様が、すべての業務が終了したときに「川﨑先生に出会っていなかったら、私は相手を殺していたかもしれません。正しい形で相手に私の想いを告げる事が出来、相手の誠意を得て解決できたことに感謝しかありません」と仰られました。
責任の重さとやりがいがイコールになったのはこのご依頼者様のお言葉からかもしれません。
20代の私には重く、けれど嬉しいお言葉でずっと忘れられません。
そしてそれが当事務所がこれまで市民法務をメイン業務としてきた理由です。
私は人との繋がりを感じられる仕事に魅力ややりがいを感じているからです。

奇跡的なご縁

そして私がこれまで行政書士として続けてこられたもう一つの大きな大きな理由が
水津法律事務所の水津弁護士とのご縁です。
開業は自宅で開業しましたが、一開業したての新人行政書士には到底考えられない、都内の中心にある水津法律事務所の中に私の事務所を置かせて頂く事が出来る、という信じられないようなお話を頂きました。
水津弁護士のような雲の上の存在ともいえるような弁護士の仕事を見ながら日々多くの事を学ぶ事が出来ました。
そして何か不安な事や分からない事がある時にはいつでも水津弁護士は相談に乗って下さいましたし、私の受けている案件で弁護士が必要となった案件は水津弁護士事務所に引継ぎをさせて頂きながら仕事をさせて頂く事が出来、非常に恵まれた環境に身を置かせて頂きました。
正に「人格者」とはこのような方の事を言うのだと初めて感じたのが水津弁護士でした。
お人柄、人としての器の大きさ、仕事への情熱や誠実さ、人を雇うとはどういう事なのかという事、そしてご家族への愛、とにかく全てにおいてそれを感じました。
その水津弁護士がボス弁ですから、事務所の中の雰囲気は適度な緊張感と共に暖かさもあり、とても良い雰囲気でしたし、事務所にいるたくさんの弁護士、事務員が皆さん水津弁護士を尊敬し、そして尊んでいました。
地元でお困りの方のお役に立ちたいという思いが強くなり、令和7年に事務所を今の場所に移転することを決断しましたが、18年近く水津法律事務所の中で見てきた事、感じてきた事、全てが何にも代えがたい大切な財産になりました。
今後も必要な時には水津弁護士事務所にご協力を頂きながら業務を進めていく事が出来る事がとても心強いですし、改めて心から感謝の気持ちでいっぱいです。
今後の当事務所としての在り方
何度も言いますが私は公私共に本当に多くの方に支えられてきました。
その感謝の気持ちを忘れず
そのお返しをしていく、という思いで次は自分がお困りの方、ご不安を抱えていらっしゃる方のお力になれる立場であれたら、と思っております。
お仕事で繋がれる方との関わりは限定的ではありますが、
あなたにお願い出来て良かった・・・と思って頂けるサポートが出来るよう、努めてまいります。
行政書士 大西美和
